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すり鉢毛穴とは?原因や対策・予防方法を解説

すり鉢毛穴とは?原因や対策・予防方法を解説

毛穴トラブルにはさまざまなタイプがあり、原因や予防・対策方法も異なります。複数ある毛穴トラブルのなかから、今回は、すり鉢毛穴についてご紹介します。対策やスキンケア方法、すり鉢毛穴に適した化粧品をチェックして毛穴レス肌を目指しましょう!

毛穴トラブルにはさまざまなタイプがあり、原因や予防・対策方法も異なります。複数ある毛穴トラブルのなかから、今回は、すり鉢毛穴についてご紹介します。対策やスキンケア方法、すり鉢毛穴に適した化粧品をチェックして毛穴レス肌を目指しましょう!

毛穴のタイプ

毛穴は、おもに次の5つのタイプに分かれており、対処方法も異なります。そのため、まずはご自身の毛穴タイプを知ることが大切です。それぞれの特徴を確認していきましょう。

●詰まり毛穴
●開き毛穴
●たるみ毛穴
●黒ずみ毛穴
●すり鉢毛穴

詰まり毛穴

毛穴の出口に古い角質・皮脂や汚れが混ざって固まると角栓ができ、毛穴に蓋をしている状態になります。これを「詰まり毛穴」といいます。角栓は酸化すると硬く、黒くなるため、毛穴が黒ずんで見えます。指で触れるとザラザラする感触が角栓の特徴です。

角栓ができる原因は、皮脂が多く分泌されて固まることです。そのため、皮脂が分泌されやすいTゾーンにできやすいトラブルです。洗顔だけでは治りにくく、無理に角栓を取り除くと毛穴が開いたままになってしまいます。

開き毛穴

皮脂が過剰に分泌されることによって起こるトラブルが「開き毛穴」で、「皮脂過剰型毛穴」とも呼ばれます。皮脂の過剰分泌によって毛穴が広がり、開いた状態になると毛穴が目立ってしまいます。

皮脂腺が大きく、皮脂の分泌量が多いTゾーンにできやすいのが特徴です。肌質としては、混合肌やオイリー肌の方にできやすくなります。脂漏性皮膚炎の方や脂っこい食べ物を多く食べる方も要注意です。

たるみ毛穴

皮脂によって起こる詰まり毛穴や開き毛穴とは異なり、加齢によって肌のハリが失われることで引き起こされる肌トラブルが「たるみ毛穴」です。

肌のハリは、表皮奥の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなど弾力繊維により支えられています。しかし、加齢に伴ってこれらの成分が減少するため、ハリが失われてしまうのです。ハリを失うと毛穴が横に広がり、毛穴同士がつながっているように見えます。

たるみ毛穴は、肌がたるみやすい頬に多く見られます。軽く皮膚を持ち上げたときに毛穴が目立たなくなるのが、たるみ毛穴の特徴です。

黒ずみ毛穴

鼻の毛穴が点状に黒くなり、いわゆるいちご鼻と呼ばれるものが「黒ずみ毛穴」です。

黒ずみ毛穴には主に2つの原因があります。まずは、詰まり毛穴が悪化して起こるケースです。詰まりの要因である角栓が大きくなり、固まったまま酸化すると黒ずんでしまいます。Tゾーンに多く発生し、黒ずみ自体が盛り上がっているのが特徴です。

また、メラニン色素の沈着も黒ずみ毛穴の原因となります。メイクやお手入れのしすぎによって毛穴の周辺で摩擦が繰り返し起こり、メラニン色素が沈着して黒ずみが発生します。

ほかにも、酸化した皮脂が紫外線などの刺激を受けることでもメラニンが増えるため、紫外線も黒ずみ毛穴につながる要因です。

すり鉢毛穴

「すり鉢毛穴」は、毛穴の出口がすり鉢状に広がっている毛穴のタイプです。皮脂の過剰分泌、ターンオーバーの乱れが原因で、毛穴の黒ずみや詰まりを放置することでも発生します。

Tゾーンや頬にできやすく、広がっていくと、より大きくなるのが特徴です。そのため、肌に凹凸が生まれボコボコして見えてしまいます。

今回は、この「すり鉢毛穴」について詳しくチェックしていきましょう。

すり鉢毛穴とは?

毛穴の出口が広がってしまい、すり鉢状に開いて見える毛穴を「すり鉢毛穴」と呼びます。

皮脂に含まれる不飽和脂肪酸が表皮細胞を刺激して異常を起こします。その結果、出口部分の角質が厚くなり、皮膚をえぐるようにして削ってしまうことが、すり鉢毛穴が発生する仕組みです。

すり鉢毛穴は放っておくとどんどん広がっていき、ひとつの毛穴を超えてクレーターのような大きな凹みになります。この状態になると、一般的なスキンケアでは対処が難しくなるため、早めの対策が必要です。

すり鉢毛穴の特徴

すり鉢毛穴は、皮脂腺の多いTゾーンや頬に多くできるのが特徴です。よく観察すると毛穴の奥が詰まっている場合もあります。毛穴の出口が元の大きさよりも広がってしまい、すり鉢状に大きく凹んで見えます。

開き毛穴と似ていますが、すり鉢毛穴の場合は毛穴の開き方が不均一で、凸凹している印象を与えます。また、すり鉢毛穴は皮脂の過剰分泌だけでなく、ターンオーバーの乱れなども影響します。毛穴タイプによってケア方法も異なるため、特徴を把握し、すり鉢毛穴タイプに該当するかどうかをチェックしておきましょう。

すり鉢毛穴の原因

すり鉢毛穴の対策をする前に、すり鉢毛穴になってしまう理由を知ることが大切です。ここでは、おもな原因を3つ見ていきましょう。

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーの乱れは、さまざまな形で肌に悪影響をもたらします。すり鉢毛穴も例外ではありません。皮脂の不飽和脂肪酸が毛穴周辺の皮膚にダメージを与え、角質が厚くなることでターンオーバーの乱れが発生します。それによって削れてしまった部分が広がり、すり鉢毛穴の原因になります。

肌の代謝は28日周期で行われるといわれますが、ターンオーバーが短くなることで未熟な細胞が表層に出てきてしまう「不全角化」が起こります。それによって、すり減った部分と盛り上がった部分が凸凹になるのが、すり鉢毛穴がより目立ってしまう要因です。また、バリア機能が整っていない肌がむき出しになることで、ほかの炎症を生む可能性もあります。

皮脂の過剰分泌による炎症

盛んに皮脂が分泌されると肌表面に排出されにくくなり、毛穴に皮脂がたまってしまいます。皮脂のなかには不飽和脂肪酸が含まれ、皮脂が活発に分泌されると炎症を起こす元となり、それがすり鉢毛穴を生む要因のひとつです。

皮脂の過剰分泌は、ターンオーバーやホルモンバランスの乱れ、間違ったスキンケアなどが原因で発生します。特に、脂性肌や混合肌の方は皮脂の分泌が多いため要注意です。また、乾燥肌の場合も乾燥から守るために皮脂を分泌することがあるため、気を付けましょう。

毛穴の黒ずみ・詰まりの放置

毛穴の黒ずみや詰まりをケアせずに放置することは、すり鉢毛穴につながるため危険です。

黒ずみや詰まりは毛穴に蓋をしている状態のため、皮脂が肌全体に行きわたりません。そのため、肌の乾燥を防ぐために皮脂が盛んに分泌されてしまいます。皮脂の過剰な分泌は肌に炎症を起こし、すり鉢毛穴の要因となります。

また、ニキビや吹き出物を引き起こしやすく、そこからさらなる毛穴トラブルを引き起こすこともあるため、要注意です。

すり鉢毛穴の対策・スキンケア方法

すり鉢毛穴になってしまった場合、どのような対策やスキンケアをおこなえばよいのでしょうか。ここでは、5つの対策方法をご紹介します。

洗顔

洗顔は、すり鉢毛穴だけでなく、毛穴ケア全般において重要なポイントです。

朝晩2回、泡で包み込むように洗顔しましょう。このとき、ゴシゴシと擦るような洗顔は避けましょう。摩擦が起こると肌に過度なダメージを与えてしまいます。また、泡はきめ細かなものほど汚れに吸着する力が強くなるため、十分に泡立て、やさしく洗うことが大切です。

洗顔の際は、人肌程度のぬるま湯を使用するのがポイントです。洗顔前にホットタオルで顔を温めると毛穴や皮脂の汚れがやわらかくなり、落としやすくなります。

洗浄力の強すぎる洗顔料は肌に負担をかけるため、界面活性剤入りの種類は避けましょう。すり鉢毛穴におすすめの洗顔料のタイプは、次の3つです。

●酵素パウダー
●スクラブ洗顔
●クレイ洗顔

なかでも、クレイ洗顔は泥を配合した洗顔料で、毛穴よりも小さい粒子が皮脂や汚れに吸着して洗い出され、必要な潤いと油分を残してくれるため効果的です。

クレンジング

メイク汚れをそのままにしておくと、酸化して毛穴トラブルのもとになります。そのため、帰宅後なるべく早くメイクを落とすようにしましょう。

メイクをしっかり落とそうとするあまり、クレンジングに時間をかけすぎてはいけません。肌に負担をかける恐れがあるため、メイク汚れとクレンジングが馴染んだら洗い流すことが大切です。また、洗顔と同様にゴシゴシと擦ると摩擦によって肌に負担をかけるため、優しくおこないましょう。

クレンジング剤には、オイルやクリームなど、さまざまなタイプがあります。

●オイル
●クリーム
●拭き取りシート
●ミルク
●ジェル

洗浄力や特徴が異なるため、メイクの濃さに合わせて使い分けましょう。

保湿

毛穴トラブルによりダメージを受けている肌は、セラミドなどの保湿成分が失われて乾燥している状態です。そのため、化粧水や乳液で水分を浸透させて、保湿することが欠かせません。

肌が潤うことで、皮脂の分泌が落ち着き、ターンオーバーが整います。また、水分量が増えると毛穴周辺がふっくらとして、すり鉢毛穴はもちろん、毛穴自体を目立たなくするのに効果的です。

保湿ケア製品には多くのタイプがありますが、油分の多いタイプの製品を皮脂が分泌されやすい部分に使用することはおすすめしません。油分が多い化粧品は毛穴に蓋をしてしまい、皮脂の排出を妨げます。逆に毛穴トラブルを悪化させてしまう恐れがあるため、注意が必要です。

乾燥が激しい部分には乳液やクリームといった油分の多いタイプを使い、皮脂が多い部分には化粧水や美容液などを使用して保湿しましょう。

ビタミンC誘導体・グリルグリシンによるケア

すり鉢毛穴は肌の炎症によって引き起こされるため、炎症を抑えるにあたって、ビタミンC誘導体やグリルグリシンが効果的です。

ビタミンC誘導体は皮膚の炎症を抑え、皮脂の過剰分泌を抑えることできめを整えます。化粧品ではアスコルビン酸と表記されているため、チェックしてみましょう。グリルグリシンは、肌にある天然保湿因子と同じ働きをして、肌を乾燥ダメージから守ります。肌が潤ってきめが整うことで、開いた毛穴が目立たなくなるため、毛穴トラブルに有効です。

特に、ビタミンC誘導体は、すり鉢毛穴のケア以外にも、しみ・しわの予防など、さまざまな効果が期待できます。高濃度で配合されている製品もあるため、試してみましょう。

美容医療

すり鉢毛穴は悪化すると大きなクレーター状になり、セルフケアだけでは対処が難しくなる場合もあります。その場合は、美容医療でケアすることもひとつの手段です。

すり鉢毛穴の対策には、ピーリング・毛穴洗浄・イオン導入・ダーマペンなど、さまざまな方法があります。肌への負担が少なく、毛穴レスの効果が期待できる治療法が開発されているため、「スキンケアで治らない」という方は、一度チェックしてみることをおすすめします。

ただし、美容医療は一度の施術で終わりではありません。それぞれ施術回数と効果の出る期間が決まっています。6か月以上にわたって効果が持続するものから、月1・2回のメンテナンスを必要とするものまであります。ケア内容の特徴だけでなく、メンテナンスについても事前に確認しておきましょう。

すり鉢毛穴の予防方法

ここからは、すり鉢毛穴の予防方法を5点見ていきましょう。すり鉢毛穴とは無縁のツルツルとした肌でいることが、もっとも理想的です。

洗顔の工夫

肌には汗やホコリ、古い角質など、さまざまな汚れが付いています。それらを洗顔で洗い流すことによって、すり鉢毛穴の予防が可能です。

洗顔は刺激を与えないよう、人肌程度のぬるま湯でおこないましょう。しっかりと泡立てて、なでるように洗い、すすぎ残しのないようぬるま湯ですすぎます。

洗顔は毎日おこなうことなので、ルーティーン化し、つい雑になってしまいがちです。しかし、毎日丁寧な洗顔を続けることが、すり鉢毛穴予防の近道となります。

肌の摩擦を避ける

摩擦は肌ダメージと原因となるため、日頃から摩擦を避けるようにしましょう。

洗顔やクレンジングだけでなく、メイクの際にファンデーションをゴシゴシとぬったり、スキンケアで強く触ったりすることも要注意です。肌に強く触らず、やさしく肌に馴染ませます。また、日常的に手で顔に触ることも避けましょう。無意識に触ってしまうことがありますが、摩擦によるダメージにつながるため極力触らないよう意識することが大切です。

紫外線対策

すり鉢毛穴を予防するためには、まず日焼け対策をして、毛穴の黒ずみを作らないことが重要です。角質は紫外線によって酸化し、黒ずみになります。きちんと紫外線対策をして、肌を日焼けさせないようにしましょう。

夏のイメージがある紫外線ですが、実は一年中降り注いでいます。外出しなくても毎日、日焼け止めをぬるのがポイントです。また、外出時は日傘・帽子・アームカバーなどを用いて日焼け対策をすると、より効果的です。

食生活に気を配る

きれいな肌を保つためには、身体の内側から気を付けることが必要です。さまざまな栄養素をバランスよく摂取するのがベストですが、毛穴トラブルの予防には、ビタミンCが多く含まれる食材をタンパク質やミネラルと一緒に摂取することが有効です。

ビタミンCはコラーゲンの増生に効果的で、フルーツ・ブロッコリーなどに含まれます。タンパク質は卵・魚・肉・乳製品などに、ミネラルは海藻・ナッツ・野菜などから多く摂取できるため、意識して食生活を送りましょう。

生活習慣の見直し

睡眠不足やストレスはターンオーバーの乱れを引き起こす原因となります。そのため、良質な睡眠と適度なストレス発散が、すり鉢毛穴予防のポイントです。

睡眠はちょっとした工夫によって、質を上げることができます。照明をすべて消す、湯船に浸かる、就寝前にスマートフォンの操作は控えるなど、生活習慣に気を配ることで改善が可能です。

すり鉢毛穴の方におすすめの化粧品

最後に、すり鉢毛穴のケアにおすすめの化粧品を紹介します。

すり鉢毛穴は、肌が乾燥すると潤いを補おうとするため、油分を過剰分泌することに起因して発生します。そのため、すり鉢毛穴のケアには肌表面だけでなく、角質層の保湿ができるスキンケアアイテムを選びましょう。ぜひ参考にしてみてください!

※なお、ここでご紹介する化粧品は、パフコスメ編集室が独自の基準により選出したものであり、監修者が個人的に推薦するものではありません。

化粧水・ファンケル モイストリファイン化粧液 II しっとり

インナードライに潤いを与える高保湿化粧水です。やわらかいとろみのあるテクスチャーで肌に浸透します。ファンケル独自のアクティブセラミド・モイスチャーコラーゲンによるW潤いアプローチで、毛穴周辺の肌をふっくらと引き上げる効果が期待できます。普通肌・混合肌・乾燥肌の方におすすめです。

化粧水・アヤナス ローションコンセントレート

肌のバリア機能を整えるエイジングケアローションです。ヒト型セラミドをカプセル化した保湿成分「セラミドナノスフィア」が角層に行きわたり、肌のきめを細かく整えます。とろみのある化粧水が肌の奥に浸透し、肌をふっくらと保ちます。

化粧水・オルビスユー ローション

植物エキスを配合し、内側から肌のハリを整える化粧水です。肌の引き締めと保湿を同時におこなうことで、毛穴のないツルツル肌を実現します。オイルフリー・アルコールフリー処方で、敏感肌の人もチャレンジしやすいアイテムです。

化粧水・草花木果 化粧水 しっとり

植物由来の成分が角質に作用し、角層まで潤すアイテムです。すり鉢毛穴ケアに効果的なグリルグリシン配合で、毛穴周辺の角質にアプローチし、きめを整え透明感のある肌に仕上げます。

化粧水・アクポレス リフレッシュスキントナー

アクポレスから販売されている薬用拭き取り化粧水です。有効成分「ライスパワーNo.6」が余分な皮脂の分泌を抑制してくれるため、過剰な皮脂分泌によって引き起こされるすり鉢毛穴のケアに最適です。

美容液・メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液

しみケアにアプローチした美容液ですが、すり鉢毛穴対策にも効果的です。すり鉢毛穴に有効な3種のビタミンC誘導体が配合されており、潤い成分が毛穴に届き、角層から保湿してくれる作用があります。

毛穴タイプを理解して、正しい予防・スキンケアを行おう!

毛穴には複数のタイプがあり、それぞれ特徴によって予防方法や対策が異なります。すり鉢毛穴は、毛穴がすり鉢状に広がってしまう肌トラブルです。放置しておくとクレーターのように大きくなってしまい、対処が難しくなります。そのため、スキンケアの工夫や食生活の改善など、日頃から毛穴ケアに取り組むことが大切です。

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