
毛穴レス素肌になるスキンケア方法
女性なら、いや男性でも誰もが憧れる毛穴レス肌。しかし、毛穴レスの実現は難しく、肌の悩みでいつも上位に上がるのが毛穴です。実は毛穴にはさまざまなタイプがあり、対策の方法がそれぞれ異なるのをご存じでしょうか?
この記事では、まず毛穴に悩んでいる人は、どのような悩みを持っているのかに着目します。そのうえで、毛穴のタイプや、タイプ別の対策方法、肌に良い食材や悪い食材について解説します。ぜひ参考にして、美肌を目指してください!
みんな悩んでいる毛穴

肌の悩みには、ニキビやシミ、クマ、乾燥など、さまざまなものがありますが、そのなかでも多くの人が悩んでいるのが毛穴トラブルについてです。
多くの人が悩んでいる毛穴トラブルですが、毛穴の種類は千差万別のため、悩みは一人ひとり異なります。SOLIA SHOPの毛穴レスな陶器肌をつくる基本のスキンケアによると、特に気になる毛穴の悩みは以下の結果になっています。

(参照:https://www.alo-organic.com/shop/pages/article_poreskincare)
毛穴の悩みには、たるみ毛穴や毛穴の黒ずみ、毛穴の開き、毛穴のつまりなどがあります。上記の表を見ると、年齢によって悩みが異なることがわかるでしょう。
24歳までは毛穴の黒ずみや毛穴の開きの悩みのみですが、その後は毛穴のつまりやたるみ毛穴の悩みが現れています。45歳〜49歳では、たるみ毛穴の悩みが一気に増えています。
年齢によって悩みはさまざまですが、どの年代でも毛穴に関する悩みを持っていることは明らかといえるでしょう。
毛穴のタイプを知ろう

毛穴にはさまざまな悩みがあることがわかりました。毛穴の悩みを解消するには、自分がどのような毛穴タイプなのかを知る必要があります。ここでは、以下の5つの毛穴について解説します。
・開き毛穴
・つまり毛穴
・黒ずみ毛穴
・たるみ毛穴
・乾燥毛穴
では、一つずつ見ていきましょう。
開き毛穴
開き毛穴の特徴は、大きく開いた毛穴が目立つ、Tゾーンがテカる、暑いと特に毛穴が目立つなどです。
開き毛穴は、毛穴に詰まった白い角栓によって毛穴が押し広げられるトラブルで、Tゾーンによく見られます。特に、鼻の毛穴に悩んでいる人は多いのではないでしょうか?白い角栓とは、毛穴で分泌された皮脂と古い角質が混ざったものです。
また、皮脂は毛穴の中にある皮脂腺から分泌されますが、脂性肌の人などは皮脂腺が活性化しすぎて過剰な皮脂により毛穴が大きく押し広げられてしまうこともあります。
このように、一言で開き毛穴といってもいくつかの原因が存在しているのです。
つまり毛穴
つまり毛穴には、赤毛穴と白毛穴の2種類があります。赤毛穴は赤いニキビ状態の毛穴で、触ると腫れや痛みを感じます。
白毛穴は、毛穴から白い角栓が出たり、毛穴の出口が白い角栓でふさがって盛り上がったりしている状態です。見た目は異なりますが、どちらもつまり毛穴といえるでしょう。
つまり毛穴は、毛穴に詰まった角栓が原因で起こります。角栓は皮脂や古い角質で作られており、主な原因は以下のとおりです。
・落としきれていないメイク汚れ
・過剰に分泌された皮脂
・スムーズに排出されない古い角質
・肌の乾燥
落としきれていないメイク汚れは、古い角質と混ざったり毛穴に入り込んで皮脂と混ざったりして角栓になります。また、過剰に分泌された皮脂も古い角質と混じって角栓になります。
乾燥肌の人は肌が固くなり、毛穴が硬くなりやすいのが特徴です。そのため、余分な皮脂や角質がスムーズに排出されなくなり、角栓になってしまうのです。
黒ずみ毛穴
黒ずみ毛穴は、毛穴やその周辺が黒っぽく見える状態です。数が増えると、ブツブツの黒い点がたくさんあるように見えます。
黒ずみ毛穴が起こる原因は、過剰に分泌された皮脂や古い角質などでできた角栓の酸化です。シルバーなども時間が経つと酸化して黒くなりますよね。それと同じで角栓も時間が経つと黒くなるのです。
過剰な皮脂分泌が関係している黒ずみ毛穴は、皮脂分泌の多い20代までの人に多い悩みです。
また、ターンオーバーが乱れると、古い角質がスムーズに排出されずに黒ずみを起こしやすくなります。30代以上の黒ずみ毛穴は、ターンオーバーの乱れが原因になっている場合が多いでしょう。
たるみ毛穴
たるみ毛穴は、楕円形やしずく形の毛穴が目立つ状態です。特に頬の毛穴が目立ちやすく、頬を上に持ち上げると目立ちにくくなります。なぜ持ち上げると目立ちにくいかというと、たるみ毛穴は重力によって毛穴が下に引っ張られて起こっているからです。
たるみ毛穴は、コラーゲンやエラスチンの減少という老化減少によって起こります。そのため、若い年代の悩みにはほとんど入っていません。さらに、顔の筋力減少も原因の一つになっています。また、たるみ毛穴は一度起こると元には戻せないともいわれています。
乾燥毛穴
毛穴というと脂性肌のイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実は乾燥毛穴のトラブルもあります。乾燥毛穴は、潤い不足で起こった毛穴の周りの凹凸やその影で、毛穴が開いているように見えて目立ってしまうこと。乾燥毛穴だとは思わず、洗顔をしすぎるのも原因の一つです。
また、乾燥は過剰な皮脂分泌やターンオーバーの乱れに繋がり、別のタイプの毛穴悩みも引き起こしやすくなります。
毛穴タイプ別スキンケア法

ここからは、毛穴の悩みを解決できる対策を見ていきましょう。以下、毛穴タイプ別で解説するので、参考にしてください。
・【開き毛穴】洗顔とクレンジング
・【つまり毛穴】角質ケア
・【黒ずみ毛穴】抗酸化効果
・【たるみ毛穴】ターンオーバーを促す
・【乾燥毛穴】洗いすぎはNG!
【開き毛穴】洗顔とクレンジング
開き毛穴は過剰な皮脂分泌が原因なことが多いため、過剰な皮脂を抑えることが大切です。それと同時に、毛穴を引き締める対策も行いましょう。
まずは皮脂をしっかりと落とすために、洗顔とクレンジングを見直してみましょう。メイクをしていない日でもクレンジングすると、余分な皮脂が浮くので落としやすくなります。
酵素入りの洗顔料を使ったり、ピーリングを取り入れたりするのもおすすめです。洗顔はゆっくりと溶かすように落としましょう。また、洗顔後は綺麗な毛穴にフタをするように保湿のスキンケアをしっかりしてくださいね。
過剰な皮脂分泌を抑えるためには、食事にも気をつけたいもの。ファストフードなどではなく、栄養バランスの良い食品を摂ることが大切です。
【つまり毛穴】角質ケア
つまり毛穴では、詰まっている角栓を取り除く必要があります。洗顔やクレンジングだけではなかなか取り除けないため、角質ケアを重点的に行うと良いでしょう。
たとえば、スクラブやピーリング、クレイマスク、拭き取り化粧水などを使って古い角質を落とすなど、スペシャルなケアを取り入れるのがおすすめです。角質を落としたあとは乾燥しやすかったりバリア機能が低下したりするので、しっかりと保湿するようにしてくださいね。
【黒ずみ毛穴】抗酸化効果
黒ずみ毛穴では、まずしっかりと皮脂を落とすことから始めます。皮脂の塊が出ていると、つい押し出したくなりますが、肌がダメージを受けて余計に毛穴を目立たせる恐れがあるのでやめましょう。
皮脂をしっかり落としたあとには、抗酸化やメラニンケアをできるアイテムを取り入れるのがベスト。たとえば、ビタミンC誘導体配合の化粧品には抗酸化作用があるのでおすすめです。化粧水や美容液などで手軽に取り入れられますよ。
【たるみ毛穴】ターンオーバーを促す
加齢によるたるみの影響が大きいたるみ毛穴は、一度開くと元に戻すのが難しいといわれています。スキンケアでは化粧水でしっかりと保湿をしてキメを整え、肌をふっくらさせましょう。
たるみ毛穴の場合は保湿だけではなく、ターンオーバーを促すのも大切。コラーゲン入りの美容液などを使うのもおすすめです。また、ビタミンCやビタミンE、タンパク質の多い食材を食事に取り入れるのも良いでしょう。
【乾燥毛穴】洗いすぎはNG!
乾燥毛穴の場合、とにかく乾燥させないことが大切です。毛穴が気になったとしても朝晩2回の洗顔がベストで、それ以上は逆効果になります。洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を避け、保湿効果があるものを選ぶと良いでしょう。
ベタつくのが苦手で乳液やクリームをつけない人もいるかもしれませんが、化粧水だけだとうるおいが蒸発して乾燥するので、毛穴が開きやすくなってしまいます。
スキンケアには、セラミドやヒアルロン酸が入っているものなど、保湿力が高い化粧品を選びましょう。スペシャルケアとしてローションパックを行うのもおすすめですよ。
良い肌は、良い食習慣から

私たちの体は毎日の食事によって作られており、食べ物によって肌の状態も変わってきます。ここでは、肌に良いといわれている食品・栄養素、悪いといわれている食品・栄養素を解説します。また、適切な食事のとり方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
肌に良いといわれている食品・栄養素
肌に良いといわれている栄養素は以下のとおりです。
・動物性タンパク質
・ビタミン
・ミネラル
上記の3つはエイジングケアや美肌に最適な栄養素です。動物性タンパク質は肌を作るのに必要不可欠な栄養素。ビタミンは、特にビタミンAやビタミンC、ビタミンE、ビタミンBが効果的です。ミネラルには、カルシウムやマグネシウム、鉄分、亜鉛などがあり、皮膚や粘膜を守ってくれます。
皮脂が詰まらないようにするためには、脂質の代謝を上げることが大切です。脂質の代謝を上げるには、ビタミンB2やビタミンB6、緑黄色野菜がぴったりです。
また、抗酸化力の高いビタミンCを摂るのもおすすめですよ。ビタミンCは人間の体に貯めておけない栄養素で不足しがちなので、こまめに摂るように意識しましょう。
上記の栄養素を含む食材を以下にまとめました。
動物性タンパク質 | 肉、魚、卵、乳製品など |
ビタミンA | レバー、卵黄、ホウレンソウなど緑黄色野菜、ニンジン、カボチャなど |
ビタミンB | 肉類、穀類、野菜類、魚介類など |
ビタミンC | ピーマン、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、キウイ、ブロッコリー、イチゴなど |
ビタミンE | ナッツ類、胡麻など |
ミネラル | 魚介類、肉、ホウレンソウ、海藻類など |
肌に悪いといわれている食品・栄養素
肌に悪いといわれている栄養素は以下のとおりです。
・脂質・糖質
・カフェイン
・香辛料
ただし、適切な量を摂取する場合は問題ありません。
脂質の多いスナック菓子や糖質の多いケーキなどは、頻繁に食べると過剰摂取です。脂質や糖質を摂りすぎると皮脂が過剰に分泌され、肌トラブルの可能性が高まります。また、高脂質な食べ物は肌を酸化させる恐れがあるので注意が必要です。
カフェインや香辛料などは刺激が強く、摂りすぎると皮脂が過剰に分泌されます。また、カフェインは抗酸化作用のあるビタミンCを破壊するといわれています。
上記の栄養素を含む食材を以下にまとめました。
脂質・糖質 | スナック菓子、ケーキ、チョコレート、唐揚げ、天ぷらなど |
カフェイン | コーヒー、紅茶、チョコレートなど |
香辛料 | 香辛料を使う料理全般 |
良い食事のとり方
肌に良い食品を取り入れるのも大切ですが、何より大切なのは、栄養バランスの良い食事を心がけることです。食品だとしても同じものばかりを食べるのでは、効果も半減してしまいます。
たとえば、栄養バランスのとれた食事とは、主食や主菜、副菜をそろえることです。主食ではごはんやパンなどエネルギーになる食材、主菜では肉や魚などタンパク質の多い食材。そして、副菜では野菜などビタミンやミネラルの多い食材が理想です。
1食の中で栄養バランスが崩れたとしても、他の食事でバランスを整えれば問題ありません。あとから足りなかった分を補充するためには、多かったものや少なかったものをチェックしておくと良いでしょう。
うまく栄養を摂れない場合は、ジュースやゼリーなどの栄養補助食品を活用するのもおすすめです。ただし、砂糖などがたくさん含まれている商品も多いので、成分量をチェックして糖分の摂りすぎには注意しましょう。
また、食事の時間も意識すべきところです。夜遅い時間に食事をすると、消化器官が夜中も活動しなければなりません。そのため、睡眠の質が低下し、ホルモンバランスの乱れから肌に悪影響を与える可能性があります。できるだけ早めの夕食を心がけましょう。
自分に合った毛穴対策を知って、毛穴レスな肌を取り戻そう

毛穴には、開き毛穴やつまり毛穴、黒ずみ毛穴、たるみ毛穴、乾燥毛穴があり、それぞれ特徴や原因が異なります。自分がどの毛穴タイプなのかを把握し、記事の内容を参考に対策を行いましょう。
また、美肌を目指すには食生活も大切です。毛穴の悩みを解決し、毛穴を悪化させないためにも、良い食事を取り入れることをおすすめします。ぜひ、赤ちゃんのような毛穴レスを目指してみましょう!