
40代が美容代にかける費用はいくらが目安?
女性が美容にかける費用項目は、スキンケア商品だけではありません。白髪ができれば白髪染めを購入したり、美容によいサプリメントを購入する人もいます。また、スキンケアと言っても、商品のカテゴリーはたくさんあります。その中で、基礎化粧品に美容代をつぎ込む人もいれば、コスメに多く使う人もいます。
美容代にはどんなものがある?
これらの美容代の内訳は、年代によって大きく異なります。20代は基礎化粧品よりもコスメに使う金額が多い傾向にありますが、35歳あたりを境にして、コスメよりも基礎化粧品代に費やすことが多くなるという人が増えてきます。その理由はご存知ですか?
35歳を過ぎて40代になると基礎化粧品への出費が多くなる理由は、このぐらいの年齢から肌に老化を感じる人が増えるからです。若い時には、体内で保湿成分や弾力成分などが十分に分泌されています。例えば、肌の弾力成分として知られているコラーゲンは、25歳ぐらいまでは体内で十分に生成されています。若い時に肌のたるみが気にならないのは、体内で弾力成分が十分に分泌されているからなのです。
しかし、年齢と共に、体内で生成される美肌成分が低下してきます。コラーゲンは25歳をピークに分泌量が低下しますし、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分もまた、年齢を重ねることで、体内で生成されたり分泌される量が低下します。体内で不足する成分を補える手段がスキンケアなのです。そして、不足している成分をスキンケアで補うためには、40代だとハイスペックな基礎化粧品が必要になります。
40代の美容代の平均はいくら?
40代女性の場合には、年間の美容費は5万円~6万円程度が相場です。もしも自分が美容代として使っている金額がこのぐらいなら、平均的な出費と言えるでしょう。
若い頃と比べて40代になると増える美容代は?
それでは、若い頃と比べて40代になると減る美容代には、どんなものがあるのでしょうか?例えば、ポイントメイクに使用するコスメ代や、バスタイムに関連する出費が挙げられます。ポイントメイクのコスメには、リップスティックやアイシャドウ、チーク、アイラインなどが該当します。若い時にはあれもこれも試したり、新商品が出たらとりあえず買ってみたり、という購入パターンが多いのかもしれません。
40代でも、ポイントメイクのコスメを購入しますが、あれもこれも試してみるという人は少なくなり、少数精鋭のコスメ選びが多くなることが、出費の減少に繋がっているのかもしれません。持っているコスメの総数は少ないけれど、全アイテムがスタメン、そして全アイテムが高品質で、自分に合った商品というケースが多いのではないでしょうか。
バスタイムに関連する美容代も、40代では出費が少なくなります。具体的には、お風呂に入った時に使うマッサージ用のソルトやオイル、バスミルクなど、さまざまな商品があります。40代でもこうしたアイテムをよく購入する人はもちろんいるでしょう。しかし、家庭を持っていて家事や育児で忙しいと、お風呂の中で贅沢な時間を過ごす余裕がなく、お風呂でのんびりする時間がもったいないと考える人が増えるのかもしれません。
ライフスタイルやライフステージの変化は、どんな美容アイテムにお金をかけるかという点にも表れます。もしも、自分は40代だけれど基礎化粧品よりもポイントメイクやバスタイム関連のアイテムに多く出費をしている、という人なら、気持ちの上で若さを上手に維持できていると言えます。
40代の美容代で注意したい点
40代になると、多くの女性が肌にさまざまなトラブルを抱えるようになります。解決方法にはいろいろなものがあり、それぞれかかる費用は異なります。限られた予算の中で最大の効果を得るためには、普段のスキンケアはもちろんですが、食生活や生活習慣なども見直して、美肌を維持できる生活を心がけることが必要です。