
スキンケアの基本は洗顔、見直せば保湿力もアップ!
たかが洗顔、されど洗顔
洗顔は、ただ汗や皮脂などの汚れを落とすためだけに行うものではありません。洗顔はスキンケアの基本とも言われていて、正しいやり方で行えば美肌へと近づくことができます。しかし、間違った洗顔方法を続けていると、さまざまな肌トラブルの原因にもなりかねません。
毎日の洗顔では、メイククレンジングが必要かどうかという部分を正しく理解することが大切です。洗顔料は、毛穴の中の皮脂や汗、外から付着するホコリなどの汚れを取り除くことができるスキンケアアイテムです。しかし、洗顔料でメイクの汚れを取り除くことはできません。
毛穴に詰まったファンデーションやメイクの汚れをスッキリ落とすためには、メイククレンジングが必要です。そのため、メイクをした日にはメイククレンジングと洗顔料でダブル洗顔をし、すっぴんだった日は洗顔料のみを使うと良いでしょう。
洗顔はお湯?それとも水?
一方、お湯で洗うと、洗顔によって毛穴を開き、中の汚れをスッキリ洗い落とせます。しかし、肌表面の皮脂を洗い流してしまうため、その後のスキンケア次第では肌が乾燥しやすくなるというデメリットがあります。
一般的には、冷水での洗顔が理想的と言われています。ただ、肌質によっては、必ずしも冷水が理想というわけではありません。例えば、毛穴に汚れが詰まりやすい人は、水洗顔よりもお湯での洗顔がおすすめです。毛穴の中の汚れを、洗顔によってシッカリ洗い流しましょう。その後のスキンケアで十分な保湿を心がけることで、肌の乾燥を予防できます。
スキンケアの基本は洗顔、手vsブラシ、どちらがおすすめ?
手で洗顔する場合には、手のひらの温度が皮膚を温め、毛穴が開きやすい状態になります。そして、洗顔料の成分が毛穴の中に入り込み、中の汚れや皮脂をしっかりかき出すことができます。また、手を使った洗顔では、手のひらと顔の間に洗顔料による層ができ、これがクッションの役割を果たしてくれます。肌をゴシゴシこすらないので、肌の負担を軽減できるというメリットもあります。
一方、ブラシを使った洗顔では、毛穴の中にブラシが入り込んで、中の汚れや皮脂をしっかりと落とせるというメリットがあります。また、ブラシが肌表面の角質を優しくオフするため、古い角質がいつまでも肌の表面に残ってしまう事態を防ぐこともできます。ただし、角質を取り除くことで肌は乾燥しやすくなるので、スキンケアでは保湿ケアを心がけることが必要です。
手で洗顔する場合でもブラシを使う場合でも、メリットとデメリットがあります。どちらも試してみて、自分の肌と相性が良い方法を選びましょう。
泡洗顔vsクレイ洗顔、どちらがおすすめ?
泡洗顔は、モチモチの泡を毛穴の中に押し込めるような感じで洗顔するのが特徴です。手のひらが顔に直接触れなくても、洗顔料で作った泡が毛穴の中に詰まった汚れや皮脂を、しっかりと洗い流してくれます。そのため、肌にかかる負担が少ないというメリットがあります。しかし、毛穴の中に入り込めるようなキメ細かい泡を作る必要がありますし、毛穴の中に詰まっている頑固な汚れや皮脂は、泡洗顔では取れにくいというデメリットもあります。
クレイ洗顔は、クレイの吸着力が毛穴の中に詰まっている頑固な汚れや皮脂もしっかり取り除けるというメリットがあります。また同時に、肌表面の古い角質も取り除くことができるため、肌がゴワゴワしている人やくすみやすい人にとっては、クレイ洗顔をすることで、肌のきめを整えたり、ゴワゴワ感を解消できます。また、お手入れを続けることで、透明感のある明るい肌を手に入れることもできます。
一方、泡洗顔と比べると肌にかかる負担は大きくなります。そのため、わずかな刺激に対しても反応してしまう敏感肌の人だと、クレイ洗顔は肌に合わないかもしれません。
洗顔後のスキンケアでは、保湿を徹底するべし
洗顔することで、肌の表面の皮脂が洗い流されてしまいます。そのため、肌を乾燥させないように、洗顔後にシッカリと保湿ケアを心がける必要があります。洗顔と保湿ケアをセットと考え、顔を洗ったらすぐに、化粧水を使ってたっぷり保湿してあげましょう。肌が乾燥しやすい人は、洗顔後にタオルドライをせず、濡れた顔の状態に化粧水をつけるという方法もおすすめです。