
脱ダメージヘア!原因を知りサラサラヘアになる方法
髪が傷んでパサパサする、なかなかダメージが改善されない…そんな髪の毛の悩みを抱えていませんか?ダメージヘアを改善するためにはその原因を知り、髪が傷むのをなるべく防ぎながら修復していくのがポイントです。
髪の毛が痛む原因は?
髪の毛が傷む原因はいくつかありますが、主なものは次の4つです。
1つ目は紫外線!
1つ目は、紫外線です。
紫外線は肌だけでなく、髪にもダメージを与えます。肌は紫外線を受けると防御機能が働いてメラニンを作り出しますが、ターンオーバーである程度は排出されます。しかし髪の毛にはこのような排出機能はありません。発生したメラニンは、そのまま残ってダメージを与えるのです。
もともとアジア人の黒髪にはメラニン色素が多いといわれており、欧米人に比べると紫外線からの防御能力が高いのが特徴です。しかしヘアカラーを楽しむ人が増えたため、日本人の髪の毛のメラニン色素も、欧米人並みに減ってきています。
紫外線のダメージを防御する機能は衰えていると考えてよいでしょう。大量の紫外線を浴びると、髪の毛は火傷と同じ状態になります。キューティクルが損傷を受け、その部分からメラニンが破壊されて、髪の毛の傷みが進んでいくのです。
2つ目はヘアカラー!
2つ目は、ヘアカラーです。
パーマ剤も同様ですが、化学的な薬剤がキューティクルをはがすので、髪の毛の内部にある成分が流れ出てしまいます。
髪の毛は3つの層からできています。最も外側の層はガード機能を持つ「キューティクル」、中間は健やかな髪を保つために不可欠な「コルテックス」、中心部はタンパク質の「メデュラ」と呼ばれています。
その中でもコルテックスは髪の毛の9割を占めており、メラニン色素もコルテックスで発生します。ヘアカラーはコルテックスにあるメラニン色素に働きかけて、色を付けていきます。染料がコルテックスにまで届いてきれいに染まるように、キューティクル剥離成分が含まれているのです。このような理由でヘアカラーや、ブリーチでダメージヘアになるケースが多いのです。
3つ目はドライヤー!
ドライヤーの熱がキューティクルを損ない、髪の毛を傷めます。では、シャンプー後は自然乾燥がいいのでしょうか?そうとはいえません。なぜなら、髪が傷む原因の4点目として、自然乾燥も髪にダメージを与えるからです。
何もせずに自然に乾燥させるだけで、髪はダメージを受けます。髪をぬれたままの状態にしておくと、髪の毛から水分やタンパク質が失われていくからです。また、髪がぬれたままだと摩擦の力が大きくなり、そのまま寝てしまった場合、枕などで髪の毛がこすれてさらに傷んでしまいます。
さらに湿った状態の髪の毛には雑菌が繁殖しやすく、地肌が嫌なにおいを発したり、かゆくなったりする原因にもなります。
ですからシャンプー後は、ドライヤーで乾かす方がよいのです。髪の毛から20センチ程度ドライヤーを離して、髪の毛の根元を乾かすイメージでドライヤーをかけていきましょう。
4つ目はシャンプー!
髪の毛を洗うのではなく、地肌を洗いましょう。地肌を洗えば、自然と髪の毛の汚れも洗い流されます。また、十分に泡立てることで泡が摩擦による衝撃を和らげてくれます。シャンプー後は、十分にすすいでシャンプー剤が髪の毛に残らないように注意することも重要です。シャンプー選びも大切です。洗浄力が強いシャンプー剤は、タンパク質など髪の毛に必要な成分まで洗い流してしまう可能性があります。自分に合ったシャンプーを使うこともポイントです。
それ以外にも原因が?
このほかにも、日々の食事が不規則で栄養分が足りないなどの理由でも髪の毛は傷みます。バランスの取れた食事をとり、ぐっすりと眠ることは美容・健康のための基本です。
これに加えて紫外線、ヘアカラーなどの薬剤、熱、摩擦から髪の毛を守ってあげましょう。シャンプー後はタオルで髪の毛をごしごしこすらない、外出時には帽子をかぶるなどして紫外線を避ける、必要以上にブラッシングをして摩擦を起こさないなど、日々の生活を見直すだけで、髪の毛をダメージから守ることができます。
一度傷んだ髪の毛を元に戻すのは難しい
ヘアダメージを回復させるために、ふだんの生活に気をつけつつ、傷んでしまった髪の毛の修復に努めていきましょう。しかし残念ながら、肌と違って髪の毛にはターンオーバーがありません。したがって、一度傷んでしまった髪の毛を元に戻すのは困難です。ですから、これ以上傷めないように心がけることが重要です。
ヘアケアとしては洗い流さないトリートメントやヘアマスクなどを使って髪の毛をガードし、絡まるのを防ぐ同時に、パサつきを抑えてダメージを目立たなくさせましょう。
その上で、毛先など特に傷んでしまった部分を「ヘアサロンでカットしてもらう」「ヘアカラーはしばらくお休みする」、あるいは「数回に一度は根元染めのみにとどめておく」といった工夫をしましょう。
髪の毛になるべくダメージを与えないようすることで、これから生えてくる髪の毛を健やかな状態のままキープできますから、ダメージヘアが改善されます。