
美しい髪をつくるために自宅でできる簡単ヘアケア法
シャンプー
お風呂に入る前に、シャンプー前の準備としてブラッシングをします。ブラッシングをすることでゴミや髪の毛の絡まりをあらかじめ取ることができるうえ、シャンプーが泡立ちやすくなるので必ず行いましょう。毛先から髪の毛をとかし始めて、次は中間部分、最後に根本と順番に優しくとかすのがポイントです。
いきなりシャンプーをするのではなく、何もつけずに38度くらいのぬるま湯でしっかり髪の毛をすすぎます。このことを予洗いと言いますが、頭皮の皮脂汚れの7~8割がこの予洗いで落ちるので、とても大事な工程です。この後のシャンプーの泡立ちも良くなります。
シャンプーは手のひらに適量をとって、軽く泡立ててから髪の毛全体に付けます。泡立てたシャンプーは頭皮にしっかり付けるのがコツ。髪の毛の汚れはシャンプー前の予洗いでほとんど落ちているので、シャンプーは頭皮を洗うことが目的と考えて、指の腹で頭皮全体をマッサージするようにして汚れを落としましょう。
シャンプーをすすぐ時は、頭皮にぬめりが残らないようにしっかり洗い流すことが大切です。すすぎが足りずシャンプーの成分が地肌に残ってしまうと、かぶれや毛穴つまりを招いて頭皮トラブルの原因になるので、ぬるめのお湯でしっかりと洗い流しましょう。朝も夜もシャンプーをする人は、頭皮の皮脂を取りすぎてしまうので注意が必要です。朝はぬるま湯で流すだけにして、夜にシャンプーで1日の汚れを落とすことをおすすめします。
トリートメント
また、トリートメントの種類によっては、付けてから時間を置くものがあるので、使い方を事前に確認しておきましょう。時間を置くタイプのトリートメントは、蒸しタオルやキャップで髪全体を包んで蒸らすことで、髪の毛の深い部分にまでトリートメント成分を浸透させることができます。シャンプーと同じく、トリートメントも何度もお湯をかけてしっかり流しましょう。
タオルで優しく髪の毛の水分を取った後は、ヘアオイルや洗い流さないタイプのトリートメントで髪を保護します。つけない場合とではツヤ感や手触りが全然違ってくるので、今までいきなりドライヤーで髪を乾かしていた人はぜひ試してみてください。
ドライヤー
ドライヤーで髪が傷むのは、毛先を乾かしすぎてしまうことが原因と言われています。毛先の方が毛量が少なく乾きやすいので、必ず根元から乾かすようにしましょう。髪の根元が乾いたら、ドライヤーの風を上から下に向けて毛先を乾かします。逆方向である下から上へドライヤーを当ててしまうと、髪表面のキューティクルがめくれてしまうのでやめましょう。最後は冷風を当てて髪に残った熱を逃がすと、ツヤ感がアップします。
ヘアアイロンの使い方
ヘアアイロンは、キューティクルの毛羽立ちを整えてつや感を出すことができるので、上手に使いましょう。高い温度で髪の毛に長時間ヘアアイロンを当てることはダメージに直結するので、温度と時間に気をつけてください。あらかじめ髪をブロック分けして、各パーツにヘアアイロンを当てる時間は数秒にとどめて素早く仕上げることをおすすめします。
紫外線ケア
髪に降り注ぐ紫外線の量は、肌が受ける紫外線の量と比べるとかなり多いです。髪の毛が紫外線を受けると、髪の毛の内部で物質を酸化させる作用がある活性酸素が発生してしまい、それが髪のパサつきに繋がります。今まで髪のUVケアをしたことがない人には、髪全体に手軽につけることができる、UVカットスプレーが便利でおすすめです。外に出かける時は帽子をかぶったり、日傘を差すなどして紫外線から髪の毛を守りましょう。
食事
注意すべきことは、脂肪分を摂りすぎることです。脂肪分が増えると皮脂の分泌が増え、頭皮の毛穴のつまりや脂漏性脱毛症と呼ばれる病気を引き起こす元となってしまいます。美しい髪の毛と健康的な体を手に入れるには、バランスよくいろいろな種類の食材を摂ることが大事です。まずは食生活の見直しをして、普段の食事で不足しがちな栄養素を見つけることから始めましょう。