
ダメージヘアはシャンプーにも気を遣おう
ダメージヘアのお手入れとなるとトリートメントに気がいきがちですが、髪の状態を整えるためにはシャンプーにも十分気を遣っていかなければなりません。日頃のシャンプーの仕方によって髪の毛のダメージにも大きな影響が出てきますから、シャンプー選びからしっかり行っていきましょう。
トリートメントばかりではなくシャンプー選びも重要
近年はノンシリコンのオーガニックシャンプーが人気ですが、ダメージの蓄積した髪の毛を補修するためにはケミカルなアイテムを使う方がおすすめです。オーガニックシャンプーはケミカルシャンプーに比べて補修力が劣りますから、ボロボロになった髪の毛を一定の状態まで回復させるためにも、まずはケミカルシャンプーで髪の毛をいたわってあげるようにしましょう。
特に泡立ちの悪いオーガニックシャンプーなどを使っていると髪の毛にますます負担がかかり、シャンプーをするためにダメージが蓄積されるといったことになってしまいますから、気を付けてください。
ブラッシングと予洗いをしっかりと
そのためにはまず、シャンプー前のブラッシングがとても重要になってきます。シャンプー前にブラッシングをすることで髪の毛のもつれをほどき、頭皮の汚れを浮かせておくと髪と頭はぐっと洗いやすくなりますから、これをしっかり行うようにしてください。
またたっぷりのお湯で予洗いをすると、それだけで髪と頭の汚れの半分以上を落とすことができます。髪の毛をこする必要は無く、指の腹でマッサージをするように頭皮を洗えばそれで充分髪の毛の汚れも落とせますから、予洗いはしっかり行うようにしてください。
いきなりシャンプーで頭を洗うと思うように泡が立たず、二度洗いを余儀なくされることもしばしばですが、そうなると余計に頭皮の脂を落としてしまったり髪の毛に加える摩擦が増えてダメージが蓄積されることになりますから、これはできるだけ避けるようにしなければならないのです。
たっぷりと泡立てて摩擦を起こさないように
シャンプーは手に取ったら掌全体に広げ、髪の毛に広げましょう。空気を含ませながら髪の毛全部を包むようにたっぷりと泡立てることが大切で、これによって髪の毛同士の摩擦を防ぎ、与えるダメージを軽減します。ぺたぺたの泡でシャンプーをしても汚れは落ちず、ただ髪の毛を痛めてしまうことになるので気を付けてください。泡で髪の毛一本一本をしっかり包み摩擦を与えずにシャンプーをすることが重要です。
またシャンプーをする時は髪の毛を擦り合わせるのはNGです。摩擦でダイレクトに髪の毛にダメージを与えてしまうことになるので気を付けましょう。シャンプーで髪の毛自体を熱心に洗う必要はないので、この点はしっかり覚えておいてください。
濡れた髪を放置はNG!すぐにドライヤーで乾かして
威力の強いドライヤーで手早く乾かすのがポイントで、また乾かす際は髪の毛ではなく、地肌を乾かすことを意識しましょう。地肌を乾かせば髪の毛全体に風がいき、最短時間、最小限の熱で髪の毛を乾かせます。
また全体が乾いたら、最後にドライヤーを冷風に切り替え髪の毛を冷やしてください。キューティクルがより引き締まり、ダメージを受けにくい状態に整えることができます。
シャンプーからドライまでの時間が短ければ短いほど、髪の毛の受けるダメージは最小限で済みますので、毎日のお手入れでしっかり意識をしていけるようにしましょう。
必ずしも毎日シャンプーをする必要は無い
もし髪の毛や頭皮がさほど汚れていないのであれば、毎日シャンプーをする必要はありません。特に乾燥肌の人の場合は毎日シャンプーをすることで頭皮が荒れてしまうこともありますから、皮脂や汚れの状態に合わせて二日や三日に一回といった頻度で洗えば十分です。
汗をかいて汚れた、整髪料をたっぷりつけてしまったというような時はシャンプーをして髪と頭皮の状態をリセットした方が良いですが、決まりとして毎日洗わなければならないということはありませんので、この点はよく心得ておきましょう。