
冬の乾燥や肌荒れを防ぐボディケアとは
冬に起こりがちな肌トラブルとは
冬の肌トラブルには肌荒れやかゆみをはじめとして様々な症状がありますが、主な根本原因となっているのが「冷えによる乾燥」です。これは冷蔵庫に入っている野菜に例えると分かりやすいかもしれません。買ってきたばかりの新鮮な野菜を冷蔵庫に入れるとどうなっていくでしょうか。
もし、ちゃんとした保存容器や、鮮度を保てるビニール袋に入れないまま保管すると、冷蔵庫の冷気で野菜から水分が奪われていきます。その結果、鮮度が失われて野菜がしなしなになったり、ひび割れたりして、最後には食べられなくなってしまいます。
冬のお肌にも同じようなことが起こりえます。外の気温がどんどん低下し、また湿度も低い環境の中にいると肌の乾燥が進み、肌トラブルへとつながっていくのです。
それに加えて、暖房が効いた室内でも気を付けていないと乾燥状態になりますので、冬のお肌は建物の中でも外でもいつも過酷な状況にあるといえます。そのような訳で、冬の肌トラブルの根本的な対処法とは、何より乾燥を防いで徹底的な保湿を行うことといえます。
全身ボティケアで乾燥対策を
また、室内暖房器具も乾燥を助長します。そのため室内で暖房器具を使用する場合には加湿を意識するといいでしょう。昔ながらのストーブならやかんに水を入れて置いておけば加湿になりますし、加湿器の導入、洗濯物の部屋干しも有効です。とはいえ、いくら乾燥対策に気を付けていても、冬の日常生活には保湿対策も欠かせません。
保湿作用のある入浴剤を活用
入浴剤のパッケージをよくチェックすると、それぞれの商品の特徴やセールスポイントが書かれています。たとえば、アトピー体質など乾燥肌向けの薬用保湿入浴剤や、皮膚水分保持力を改善する「ライスパワー」成分が配合された入浴剤、肌荒れ・しっしんなどトラブル肌用に効果のある成分を配合した薬用入浴剤も販売されています。
水を使った直後の保湿ケア
トラブル肌の保湿
また、トラブル肌のスキンケアをするときには、肌をこするような刺激になる動きを避けなければいけません。温かい手のひらで化粧品あるいは保湿剤をのばしたあと、肌を優しく包み込むように、丁寧に潤いを与えてあげることが大切です。
食事にも気を付けて身体の中からボディケア
冬場のNG習慣
洗浄力の強いシャンプーや石けんの使用も、避けたいNG習慣の1つです。洗浄力が強いということは、返せば皮脂を落としすぎて肌の乾燥を加速させる危険があるということ。そのため特に冬場に使うシャンプーや石けんは、弱酸性の刺激が少ない商品を選んで使われるといいでしょう。
また、いくら肌に優しいシャンプーや石けんを使ったとしても、肌に負担をかけるようなゴシゴシと強くこするような洗い方も避けたいものです。身体を洗うボディタオルやボディブラシによっては肌への刺激が強いものがありますので、避けるようにしてください。