
敏感肌は体質とは限らない!?美白も兼ねた敏感肌向けスキンケア
しかし、それは自分の肌質に合わない美容液や化粧品を選んでしまっている、適していない肌ケアをしている為に起きてしまっている肌荒れかもしれません。
肌質は全部で5タイプ!敏感肌の見分け方
「敏感肌」は、他の4タイプよりも刺激に弱い、肌トラブルが起きやすい肌タイプです。メイクのりがどんな時でも悪い、メイクするとかゆみや赤みが出てくる、化粧品や美容液を使うとチクチク感、ピリピリと痛みが出てくる、こうした状態に心当たりがある人は、敏感肌である可能性が高くなっています。より厳密に言えば、本来ならば敏感肌以外の状態が正常であるのに対し、肌になんらかのトラブルが起きて肌のバリア機能が低下する=敏感肌となってしまうのです。
他の肌タイプから敏感肌になってしまう事もあれば、普通肌の人でも年齢の変化や環境の変化などで乾燥肌になる、乾燥肌の人が脂性肌になる事もあります。自分の肌タイプに合致した同じケアを長年続けているのに、最近肌トラブルが続いている人は、もう一度今現在の肌タイプをチェックし直してみましょう。自己診断の他にも、コスメショップ、化粧品カウンターでカウンセリングを受け付けているところを見つける方法もあります。
敏感肌だと判ったら?基本のスキンケア方法
バリア機能が低下している肌は、肌の地力だけでは十分な水分を保つことが出来ません。肌の表面上に乾燥が現れていなくても、肌の内側が乾燥しているインナードライ状態になっている事もあります。水分がとても失われやすい、それにより美容液の成分を刺激として受けやすい状態だと覚えておいてください。
皮膚本来のバリア機能には3つの要素があります。それがセラミドで有名な細胞間脂質、肌の表面を守る皮脂、角層内の水分を角質細胞の内側に捕まえるNMF(天然保湿因子)です。保湿のスキンケアとは、これらの3要素の働きを助け、補う事を主目的としたスキンケアになります。
同じ保湿でも作用が違う!保湿美容品の詳しいくくり
美容液や化粧品のほとんどが、謳い文句に「保湿成分」をいれています。しかし、それが化粧水であるのか、クリームであるのか、といった違いで、実は保湿へのアプローチは大きく異なっているのです。
まず保湿化粧水やジェル・ローションは「角層に水分を与える・補う」ものです。肌に浸透して、角層に水分がある状態へ導いてくれます。次に保湿美容液です。こちらも肌に浸透し、角層内・角質細胞内に「保湿成分を付与する・補う」効果をもたらします。セラミドやビタミンC誘導体といった保湿美容成分、それ自体は乳液や化粧水に一緒に配合されているものもあります。
そして乳液は化粧水や美容液によって角層内に補われた水分や保湿成分を維持する、保護膜としての役割があります。いわゆるクリームも同じく、水分蒸発を防ぐ膜としての役割があります。
乳液とクリームの違いは水分量・油分量のバランスです。乳液の方が水分が多いのでさっぱりとしたテクスチャ―をしており、クリームは油分が多いのでこってりとしたテクスチャーをしています。皮脂分泌が多い人、ベタつきが苦手な人には乳液の方が向いていますが、保湿効果だけを考えるならば油分が多いクリームの方が潤い維持力は高くなっています。
敏感肌の人の場合、どの保湿美容品であれ「低刺激・高保湿」であると掲げている美容品ブランドを選びましょう。〇〇フリー(不使用)、自然成分のみ使用など、ブランドによってこだわりは様々あり、敏感肌向けだからといって極端に選択肢が狭いという事はありません。敏感肌向けのパッチテストが行われている傾向があるので、より安心感があります。
敏感肌でも美白を目指したい!敏感肌向けの美白ケア
敏感肌でも、美白ケアを行っていきたい人にオススメの美容成分は「セラミド」です。バリア機能の一角であり、肌に充分なセラミドがあるとバリア機能が正常になっていき、外的刺激での肌荒れが起きづらくなり、ひいては肌表面のキメや潤いも整っていきます。
保湿力が高まり、外的刺激が肌の内側に届かなくなる=肌の内側のターンオーバーが正常化されていく=出来てしまったくすみ、シミが薄くなっていく、美白ケアに繋がります。